ダニエル・エ・ドゥニーズ

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ダニエル・エ・ドゥニーズ
DANINEL ET DENISE

クレキ(Créqui)店
場所:156 rue de Créqui 69003 Lyon France
サイト:http://danieletdenise.fr/en/home/
営業日:月曜~土曜日
営業時間:
定休日:日曜
最寄り駅:地下鉄B線「Place Guichard」 

サン・ジャン(Saint Jean)店
場所:36 rue Tramassac 69005 Lyon France
サイト:http://danieletdenise.fr/en/home/
営業日:月曜~日曜日
営業時間:
最寄り駅:地下鉄D線「Vieux Lyon」 

クロワ・ルース(Croix Rousse)店
場所:8 rue Cuire 69004 Lyon France
サイト:http://danieletdenise.fr/en/home/
営業日:月曜~土曜日
営業時間:
定休日:日曜
最寄り駅:地下鉄C線「Croix-Rousse」

 

ブションリヨネの人気店「ダニエル・エ・ドゥニーズ(DANINEL ET DENISE)」。

1968年創業のブションで、当時は「ダニエル・エ・ドゥニーズ・レロン(Daniel et Denise Léron)」と呼ばれていた。2004年に現在のオーナーシェフで、フランス国家最優秀職人章(MOF)を受賞しているジョゼフ・ヴィオラ氏が店を引継いだ。店内は、ブションのトレードマークである赤と白のチェックのテーブルクロスと木の温かみを感じる内装がとても印象的だ。壁一面に著名人の写真が飾られているが、マクロン大統領も就任前に来店したようだ。 

アントレ(前菜)の人気メニューは「パテ・アン・クル―ト」。肉や野菜を細かく刻みテリーヌ状にしてパイ生地で包んでオーブンで焼いたもので、前菜の定番料理である。ボージョレの赤ワインと相性がよい。ヴィオラ氏は2009年の「パテ・アン・クル―ト全国コンクール」の優勝者だけに、鴨のフォワグラとリ・ド・ヴォ―(仔牛の胸腺)を使ったパテは絶品。メインでおすすめは、日本人の胃袋にも優しい「クネル」。淡水魚のカワカマスをすり身にしたものをナンテュアと称するザリガニソースを添えてオーブンにかけ、はんぺんのようにふんわりと焼きあげる。ブションを代表する伝統料理の一つである。弾力がありながらもふんわりと滑らかな食感が心地よく、フランス語でエクルビスというザリガニの殻でダシをとったナンテュアソースが淡白なカワカマスの味を引き立てる。付け合わせは、ボリューム感たっぷりのマカロニグラタン、鴨の脂で揚げたポテト、ニンジンのグラッセ。残さず食べるには大きな胃袋が必要。食後のデザートは、リヨンの伝統菓子プラリーヌ(ローズ色のシロップでコーティングされたナッツ)で風味づけされたメレンゲをヴァニラソースに浮かべた「イル・フロッタント」。「浮かぶ島」という意味のデザートで、冷やしたヴァニラソースでお口直しができる。 

「ダニエル・エ・ドゥニーズ」は、歴史地区にあるサン・ジャン(Saint Jean)店、クロワ・ルースの丘にあるクロワ・ルース(Croix Rousse)店、パール・デュー駅近くのビジネス街にあるクレキ(Créqui)店の3店舗ある。それぞれの店舗で内装が異なり、違った雰囲気で料理を楽しめる。 

 

文・写真:マダムユキ(著作権保護から無断複写・複製は禁じられています)